オスグット・シュラッター病（膝周りの痛み）

オスグット・シュラッター病とは？
脛骨という膝関節を構成している骨で脛骨粗面の骨端症になります。
多くが１０代前半のスポーツをしているお子さんに多く見られ、急な成長、スポーツ参加の増加に伴い発症が増えています。理由は、ジャンプ、ダッシュ、キックなどの膝関節伸ばす方向に負荷のかかる動作でオーバーユース（何度も負荷のかかる動作）になります。
最初は、脛骨粗面を膝蓋靭帯が牽引して隆起するくらいですが、酷くなると部分的な癒合不全や剥離骨折にも繋がります。
発症するのでは、成長線（骨端線）が10歳前後に出現して成長していき、１８歳までに癒合して大人の骨になります。この癒合前が軟骨成分が多く含んでいるのでストレスに弱くもろいため、身長の伸び、大腿四頭筋の緊張増大などで牽引されて痛みがでてきます。

症状は、膝下の出っ張りに限局した痛みがあります。
軽症の時は、当たった時、運動時に痛みがあるくらいですが、悪化していくと安静時や歩行でも強い痛みがでてきます。酷くなっていくと日常生活の中でも膝の曲げ伸ばし、階段の昇降、正座をするなどでも痛みが出てきます。

当院では、施術として成長に伴い他のところにも同じように負荷はかかっておりますので、下半身の柔軟性、関節の可動域の確認をして行って行き、手技療法、電気療法、テーピングを行って行きます。
それと動作のくせなどもアドバイスしていき、膝への負担を減らしていき徐々に運動への復帰をサポートさせていただきます。

放置するとはがれてしまったりして、時間が経つと手術や膝下に大きく隆起が残ってしまうこともございますので、お気をつけてください。